チベットを嗤う

民主・石井氏「鳥取、島根は日本のチベット」(読売新聞)

民主党の石井一選挙対策委員長は22日、都内で開かれた川上義博・同党参院議員(鳥取選挙区)のパーティーであいさつし、「鳥取県とか島根県と言ったら、日本のチベットみたいなもので、少し語弊があるかもわからないが、人が住んでいるのか。牛が多いのか。山やら何やらあるけど、人口が少ない所」と述べた。

 川上氏が夏の参院選に向けて鳥取選挙区の候補者を発掘したため、保守地盤の鳥取での活動を評価した発言とみられる。しかし、会場からは「失礼だ」との声もあがった。
(上記リンクより引用)


島根県民として、島根の人々の税金で学習させてもらった人間としては看過できないものがあるので以下に事実確認をしてみる。


島根県wikipedia

719,493人(推計人口、2010年1月1日)
(上記リンクより一部引用)

鳥取県wikipedia

590,713人(推計人口、2010年1月1日)
(上記リンクより一部引用)

そして石井氏に比べられたチベットはどうかというと、

チベット自治区wikipedia

2,740,000 人(2004年)
(上記リンクより一部引用)


一目瞭然でチベット自治区のほうが桁違いに人口が多い。

鳥取県とか島根県と言ったら、日本のチベットみたいなもので、少し語弊があるかもわからないが、人が住んでいるのか。牛が多いのか。山やら何やらあるけど、人口が少ない所」
(同上)

石井氏のこの発言は非常に事実誤認も甚だしい暴論です。鳥取・島根両県をあわせてもチベット自治区の半分以下の人口でしかありません。日本のチベットとどうしても言いたかったのであれば、人口規模の近い茨城県を指していうべきでした。


またこの発言を受けて会場からは「失礼だ」との声もあがった(同上)そうですが、それも事実誤認に基づいた鳥取県民の思い上がった発言です。何しろ鳥取県の人口はチベット自治区の4分の1以下の人口しか居ないのですから、「日本のチベット」という誤った発言でもそれはある種リップサービスなのです。



まぁマジレスするならば、東京で最も出会いづらい出身県の人間と揶揄される両県ですが、今ぼくの住む東京の葛飾区よりも文化施設などは充実しており文化的な地域だとは思います。島根県鳥取県も。というか、石井一議員は長崎県発言にしろこんなのばっかりだ。

もう日本に帰って来い!

関係者が注意しなきゃ…国母 今度はマウスピース会見スポーツニッポン

スノーボードハーフパイプ(HP)の公式練習2日目は15日(日本時間16日)にサイプレスマウンテンで行われ、服装などの問題で一時は出場辞退のピンチに立たされた国母和宏(21=東海大)らが約3時間、滑り込んだ。国母は即席会見で抱負を口にしたが、質問に答える際も競技で使用するマウスピースを口にはめたまま。17日(同18日)の本番を前に、再びマナーの悪さを露呈する結果となった。


男子4選手が横1列に並んだ試合会場での即席会見で、一番最初に抱負を切り出したのが国母だった。「いろいろあったので、迷惑かけた人たちにいい滑りを見せたいです」。照れながら気持ちを込めた、21歳なりの前向きな言葉だった。だが残念だったのは、この時、国母の口の中には練習中に着用するマウスピースが入ったままだったこと。4選手の中でマウスピースをしたまま会見したのはもちろん国母1人だけで、“常識外れ”の行動であることは否めない。
(上記リンクより一部引用、太字強調は引用者による)


何故スケート協会は重箱の隅をつつかれかねないのに会見を行ったのか、ただしスポニチの記者も書いているように「簡易会見」(おそらくは囲み)であり先日の問題になった公式会見とは”会見”が違うが、理解に苦しむ。

と思ったら、1日前の記事にこんな記事があった。
国母ニコニコ初練習も周囲はピリピリ、取材対応せずスポーツニッポン

渡航時の選手団公式ウエアの“腰パン”姿と、反省しているように見えない会見の態度が問題となった国母和宏(21=東海大)も参加したが、チーム関係者の「試合に集中させたい」という意向で取材に対応しなかった。
(上記リンクより一部引用)

これを見ると、前日まではスケート協会はマスコミの取材に応じていなかったことが分かる。つまりは選手を無用なノイズから守っていた。ここからはぼくの推測。おそらく取材させろと強くマスコミ側が要請し、協会が折れてしまって前述の会見が行われたんだろう。そして前述のような記事を書いた。

そしてまた推測。記者も書いているようにこの会見は簡易的な会見であり少なくともオフィシャルなかしこまった会見ではない。公式練習後の、協会側や選手の好意、配慮による会見だったはずだ。それに対して、「会見であるにもかかわらずマウスピースを外していなかった!」なんて書く。

確かに他の選手は記者様方の崇高なご質問にお答え差し上げるためにマウスピースを外していたのかもしれない。でも練習後だ。それもおそらくは記者たちが強く要請したために無理やり、ようやく開かせた練習後の囲み取材でしかなかった(前日からの協会の対応を考えれば想像に難くない)。


もうなんだろう。お前らこそ、帰って来いよと。選手のメンタルに迷惑だから。服装や会見の態度は納税者たるお客様方に失礼だろう!という批判はかろうじて理解は出来るが、取材者様に礼を尽くして答えよ!という記者=お客様な取材体制には違和感しか覚えない。結果的にはメダルが取れれば何でも良い国民様に迷惑がかかるだろうが!とも思う。


最後にまた日刊スポーツの記事を。
国母が公式練習「いい滑り見せたい」(日刊スポーツ)

スノーボード男子ハーフパイプ(HP)の日本代表が15日(日本時間16日)、サイプレスマウンテンの五輪会場で公式練習を行った。選手たちは午後5時半から約2時間、コースの状況などを確かめた。

 9日にバンクーバー入りした際、服装の乱れが発端となり、開会式出席などを自粛した国母和宏東海大)は「いろいろあったんですが、迷惑かけた人たちにいい滑りを見せたいです」と意気込みを語った。青野令(松山大)は「自分の滑りができるように頑張りたいと思います」と話した。女子の山岡聡子(アネックス)は練習中に臀部(でんぶ)を強打し、トレーナーによる治療を受けた。
(上記リンクより引用)

この記事は前出のスポニチの記事と同様に現地時間2月15日の公式練習とその後に開かれた簡易記者会見の記事です。事実のみ淡々と書いていて、マウスピースの話などは一切書かれていない。だから相対的に応援記事のようになってる。



大本営発表ばかり、出された情報だけを垂れ流すべきではないとは思う。でもマウスピースを噛んでいたなんて情報は本当に必要な情報なんだろうか。選択肢は広く用意されるべきということなのだろう。あとは読む人の判断だと。だから仕方が無いのだとも思う。でもそれにしても…そしてスケート協会は何で最後まで選手を守らなかったのか。マスコミ様は怖いのか。

服装の乱れ

スノボの国母は五輪入村式参加を自粛 「服装の乱れ」への抗議で産経新聞

バンクーバー=榊輝朗】スノーボードハーフパイプ(HP)男子代表、国母和宏(21)=東海大=が、10日に行われた日本選手団入村式への参加を自粛した。9日の日本出発時とカナダ入国時に、公式ウエアのズボンを下げるなど服装に乱れがあったためで、日本オリンピック委員会(JOC)、日本スキー連盟に複数の抗議があった。同競技の萩原文和監督が国母を注意し、橋本聖子団長らとともに、JOC幹部に報告、謝罪した。

 市原則之・JOCバンクーバー本部長は「スポーツマンの常識というものがある。本人はもちろん、指導者にも問題がある」と厳しく指摘。スノーボード陣は、前回トリノ五輪でも服装や態度の悪さが指摘されていた。
(上記リンクより一部引用)

自分流貫く国母の「やばい」着こなし朝日新聞

スノボ国母「腰パン」で注意…「反省してま〜す」(読売新聞)

五輪スノーボード:国母が入村式欠席 服装を注意され毎日新聞

スノボ国母 服装をJOCが注意 選手村入村式は強制欠席中日スポーツ

腰パンに抗議殺到!連盟、国母を入村式出さずサンケイスポーツ

国母「反省していま〜す」服装に抗議もニヤニヤ…スノボー(スポーツ報知)


まぁ、ものの見事に批判的な記事が並んでいます。スポーツ紙は露骨に、一般紙は朝日のように署名記事で理解を示しつつもたしなめる論調、客観報道に徹しながらも否定的にまとめた産経、読売、毎日など違いはありつつも基本的には否定的な論調です。


【五輪】 「反省してま〜す」 スノボの国母選手(21)、シャツ出し・ズボン下げ…服装問題で選手村入村式参加自粛痛いニュース

4 :名無しさん@十周年:2010/02/11(木) 13:33:11 id:oQnuwXBt0
どこのホームレス?

11 :名無しさん@十周年:2010/02/11(木) 13:35:26 id:sH3Co3IC0
ボーダーに多いタイプ

12 :名無しさん@十周年:2010/02/11(木) 13:35:54 ID:7NwVOAjB0
国の代表なんだから人格も選考基準に入れろよ

15 :名無しさん@十周年:2010/02/11(木) 13:36:23 id:FpJ5NrCp0
ガキの遊びの延長なら最初から参加対象の競技から外せよJOC
見苦しいことこの上ないわ

16 :名無しさん@十周年:2010/02/11(木) 13:36:40 id:uE6ncmP50
実力あるならいいだろ。
マスコミの方がよほど目障り。

61 :名無しさん@十周年:2010/02/11(木) 13:41:27 id:LghsDK1C0
>>16
>全員が予選落ち。おまけに選手村の壁を壊すなど悪態をついたスノボー代表

ホント、実力があればいいんですけど、実力のある人って
余裕があるからか、謙虚な人が多いですからね

18 :名無しさん@十周年:2010/02/11(木) 13:37:02 id:YE3NL5IR0
お子様

19 :名無しさん@十周年:2010/02/11(木) 13:37:20 id:Cc1oDHfS0
実力があれば何をしてもいいというのが子供の思考だな

21 :名無しさん@十周年:2010/02/11(木) 13:37:33 id:QiizM/Ka0
>>1の画像みるかぎり全く納得してなさそうなんだが
親の教育が悪かったんだろうね

23 :名無しさん@十周年:2010/02/11(木) 13:37:43 ID:D+kbXr5i0
別にちょっとだらしないぐらい、と思ったがこれはひどい
そんな人間になれというつもりはないが、せめて形だけでもしっかりできないのか?
(上記リンクより一部引用)

この論調は権威的なメディアだからかな?と思いましたが、2chの反応をまとめた(編集した)まとめブログでもこの論調は変わらず、むしろより批判的な論調になっているようです。DQNアレルギーと某所で指摘されてましたが、そういったことも批判の一因なのかもしれません。


この話題を見てまだ会社に入社したての頃、上司に言われた言葉を思い出しました。その頃毎日のように上司に飲みに連れて行かれ、それが嫌で仕方の無かった頃です。一度意を決して上司からの飲みの誘いを断ったことがありました。その際上司に言われたことが今でも印象に残っています。

「あのなぁ、上司が誘ったら部下は絶対飲みに行かなくちゃ駄目なんだよ。それがこっち側のルールなんだよ。それを変えたいなら俺らが出て行くまで待て!」

語気を強めつつも諭すように言われました。結局それからも、関係性の問題上、上司の飲みに付き合っていくことになりました。上司のこの論理に納得は出来なかったものの理解は出来ました。上司達の側の論理が社会を支配しているのだから、それに従わなくてははぶられてしまいます。この上司の忠告はありがたいものでした。

でも理解は出来る一方で納得が出来ない思いもあります。飲みが苦痛な人だっている筈ですし、社内懇談も別にお酒を飲むことに限られないはずです。そもそも基本的には仕事時間外は労働時間ではないわけで会社の上司とお酒を飲む必要などは無いはずです。基本的には。でもTPOなり社会常識、空気という言葉の裏にあるルールが許してくれません。


で、話は戻って国母選手の話です。腰パン、緩めたネクタイはルール違反なのでしょうか。スポーツニッポンの記事にそのヒントがあるようなので見てみたいと思います。

連盟に抗議電話…国母“腰パン”に厳重注意スポーツニッポン

日本オリンピック委員会(JOC)の日本選手団公式服装着用規定では、「自覚と誇りを持って公式服装を着用しなければならない」とされており、国母の着こなしはアウト。
(上記リンクより一部引用、引用文中強調は引用者による)

この記事を読んだ後に簡単にウェブ上で探してみたのですがこの「日本選手団公式服装着用規定」は見つかりませんでした。なのでこのスポーツニッポンの記事に頼るしかないのですが、「日本オリンピック委員会(JOC)の日本選手団公式服装着用規定では、「自覚と誇りを持って公式服装を着用しなければならない」」(同上)となっているのだとしたら、記事では国母選手の服装をアウトとしていますが、服装規定がこの記述の限りであれば必ずしもアウト(違反)とは言えないと思います。

「自覚と誇りを持って公式服装を着用しなければならない」とは何か。判然としません。公式服装はおそらくここでは日本選手団のスーツのことを指します。では「自覚と誇りを持って」とはどういう姿勢なのか。羽織袴の文化で育った人であればそれは羽織袴かもしれません。ブリティッシュトラッドに愛着のある人ならば、ミニマルなスーツを着用するでしょう。ただここでは着こなしの姿勢のことを言っています。それでは一体どういった着こなしなのか。

それはこの規約を観た人によって千差万別かもしれません。サイズ以外を選べないのであれば、ぼくはぴちっとした服装が好きなので、全体的にタイトにまとめて、ボタンは上まで全部閉めキッチリと着こなすと思います。でも別の人は少し余裕のあるサイズ感、アメリカントラッドのように着こなすのかもしれません。それは着る人の価値観の発露でしかないと思います。どんな文化に親しかったかで「自覚と誇り」の具体的な形は異なると思います。では国母選手の「自覚と誇り」はどうだったのか。

朝日新聞の記事を手がかりに見てみたいと思います。
自分流貫く国母の「やばい」着こなし朝日新聞

この騒動は世代で賛否が分かれると思う。ハーフパイプの選手は試合でも、だぶだぶのウエアを腰よりずり下げて着こなすのが主流。ストリート系の街着もそんな傾向が強い。「やばい」を「かっこいい」の同義語で使う世代にとって、シャツをズボンに入れるセンスは耐え難いのかもしれない。
(上記リンクより一部引用)

テレビや新聞の報道で流れた国母選手の姿からも分かるように、彼の服装ははアメリカの黒人文化であるヒップホップカルチャー、ストリートカルチャーの美意識強い影響を受けているスノーボードカルチャーに染まっていることが良く分かります。正確に言うならば想像できます。そういった文化の中ではタイトな、ミニマルな、きちっとしたスタイル着こなしはダサい、それは言い換えればありえないスタイルであると言えるかも知れません。彼らの世界では「自覚と誇り」に満ちた着こなしであったのではと想像できます。

普段シャツのボタンを上までしっかりと留めて、ネクタイをきつく結び、腰位置でズボンのウエストを持ってきている、きちっとした服装を普段している人がシャツを出して、ウエストを腰の下に持ってきている人ではないのです。そうであれば「自覚と誇り」に満ちては居ない酷い服装であると非難されてしかるべきです。でも国母選手の場合、普段そういう文化に属している人が、そういう文化の美意識を共有している人がシャツを出して、ズボンをずり下げているのでは決して無いと言うことです。彼の中での「自覚と誇り」に満ちた着こなしであったはずです。そうでなければ「ダサい」格好でしかないからです。

個人的にはタイトでミニマルな着こなしが好きです。でもそういう文化では無い人もいるはずです。これは社会常識の欠落と言う文脈で語れてはいますが、実際は異文化衝突です。そこら辺の中高生でも彼らなりの文化の中で秩序だった服装、流行とも言えなくも無いですが、を強いられています。その文化の中ではぼくが好きなスタイルこそが「ダサく」て、格好悪い、非常識な服装、着こなしであると言うことも出来ます。ぼくの常識とあなたの常識、彼の常識と彼女の常識は必ずしもイコールではないのです。


確かにTPOということもあるでしょうし、その中で守るべき(とされる)ものもあるでしょう。けれどそれは必ずしも永続しないと思います。変わるかもしれません。でもそもそも明確な規定でもないわけです。「自覚と誇りを持って公式服装を着用しなければならない」という文言にはミニマルに着るべきだとも、ルーズに着ちゃいけないとも書いていません。テレビを見た視聴者からの抗議を受けて自粛させただけです。行間を読め、空気を読めと言うことかもしれません。それはそれで理解は出来ますが、納得は出来ません。



最後に良いなぁと思った日刊スポーツの記事を。

スノボ国母、服装乱れで入村式外される(日刊スポーツ)

 ポリシーは簡単に曲げない。プロ選手としてDVD出演や賞金大会出場など活動の幅は広く、五輪の位置づけを問われても「その中の1つです。特にないです」。演技を見た人にどう感じてほしいかと聞かれると「シブい」と一言。最大のライバルとなる米国勢については「米国の選手の得点がどうでなく、自分の滑りをしたいとしか考えてない」と答えた。

 五輪にも、メダルにもこだわらない。「スノーボードはかっこいいもの。オレの中でかっこいいのは、ライフスタイルとスノーボードを含めて、両方かっこいいライダー」と話したことがある。今回はマナーや美学への解釈で誤解を生んだが、騒動直後の会見でも自分らしさを出せた男なら、競技本番でもメダルに手が届く実力は出し切れるはずだ。【佐々木一郎】
(上記リンクより一部引用)

各誌がストレートな批判記事や客観報道を装いつつも国母選手に否定的な視点が目立つ記事の中で、唯一といって良いほどの応援記事です。

週刊朝日・山口一臣編集長出頭?要請追加

週刊朝日山口一臣編集長が一応の騒動に対する謝罪・説明文をアップしたので見てみたいと思います。


「談」週刊朝日

(上記リンクより一部画像形式にて引用)


まず初めに山口編集長は先日の朝日新聞週刊朝日両編集部が発表したコメント同様、抗議文が来たことを認めた上で出頭要請があったことについては否定しています。そしてその際のやりとりを紹介しています。



(同上)

中略


(同上)


事の経緯としては、山口編集長が出張中に東京地検から連絡が入り東京地検へ折り返しリダイヤルすると、東京地検次席検事の谷川恒太さんにつながりそこで話をしたと。話の内容は件の記事に事実誤認があり抗議したい。ついては「こちらに来て頂けますか?」との事だったが、九州での所要のために行けなかったと。これが事の全容だそうです。

そしてこの件に関して、山口編集長が編集部や関係者の方々に対して「東京地検に呼ばれて、行かないといけないけれど、スケージュールの調整が出来るか?」とたずねたことに、「尾っぽ」や「ひれ」が付いたことによって「出頭要請」という風に大きくなってしまったのだと結んでいます。この後に記事に関して、検察報道のあり方に関して批判が繰り広げられます。



外形的には週刊朝日朝日新聞編集部が公表している事実とフリージャーナリストの有田芳生さんや岩上安身さん、上杉隆さんらが公表している事実に大きな差は見られません。異なっているのは事の次第の解釈を巡ってです。

岩上安身(iwakamiyasumi)on twitter

もちろん、実際に起きたことは「出頭要請」ですし、読めばそうとわかります。おそらく、検察と朝日本社に「逃げ道」を用意してあげたのでしょう。山口さんとは面識がありませんが、大人ですね。RT @Kitsundance 山口編集長の説明文を読み進めると、出頭要請だっだのだなと


上杉隆(Takashiuesugi)on twitter

山口一臣さ〜ん、「(編集長が)こちらに来てください」(谷川次席検事)は完璧に「出頭要請」ですよ、と認識の甘さに抗議してみる真夜中の風の中の私(寒)。 cf: しゅっ‐とう【出頭】 本人自ら、ある場所、特に役所などに出向くこと。(広辞苑): http://bit.ly/agokhw


認識する人がどのスタンスでこの件を認識しているのかどうかによってこの件は大きく異なって認識されます。ただこれが「出頭」かどうかはともかくとして、「来て頂けますか?」と地検からお願いされたことは事実です。どこにスタンスを置くかによって、大手を振っている「客観的」も異なってしまいます。「来て頂けますか?」というお願いも普通の抗議者、企業や政治家などと検察や警察からではちょっと意味合いが違うように、素人ながら感じます。

でも「来て頂けますか?」は文字通り、「来て欲しい」の意味であってそれ以外の意味ではないとも言えます。この場合、フリージャーナリストたちの主張は深読みのし過ぎ、或いは悪意の発露と受け取られかねません。一方でフリージャーナリストの方々はこの週刊朝日朝日新聞、山口編集長の態度は検察からの要請によって、歪められた末の対応であったと主張しています。この件に関してはぼくには調べようもありませんし、抗議を受けた側は否定しています。



結果何が言いたいのかと言えば、良く分からないと言うことです。出頭要請があったとも言えるし、無かったとも言えます。来週の週刊朝日待ちでしょうか。

週刊朝日・山口一臣編集長出頭?要請まとめ

週刊朝日山口一臣編集長に対して、東京地検から抗議文と出頭要請が着ているというホットなトピック。
発端はtwitterらしいので、今回はtwitter上のつぶやきを追ってこの話をなぞってみたいと思います。



発端は「ザ・ワイド」で有名コメンテーターとなった有田芳生さんの2月3日のツイート。

有田芳生(aritayoshifu)on twitter

「捜査妨害だ!」と激怒する検察は、報道内容に関して山口一臣週刊朝日」編集長に出頭要請した模様。普通、抗議があれば出向くのが社会の常識。
(同アカウントTL参照)


これに「とくダネ!」で木曜コメンテーター、岩上安身さんがリツイート

岩上安身(iwakamiyasumi)on twitter

権力による、あまりにもあからさまな言論弾圧! RT @aritayoshifu: 「捜査妨害だ!」と激怒する検察は、報道内容に関して山口一臣週刊朝日」編集長に出頭要請した模様。普通、抗議があれば出向くのが社会の常識。

岩上さんを初めとして100人以上(100人以上はカウントされない)が先の有田さんのツイートをリツイート。そして情報が拡散していく。


このリツイートの1つが自民党支持者やマスコミに嫌われている、フリージャーナリストの上杉隆さんに向けてリツイートされる。
鈴木竜一郎(jpaust)on twitter

上杉隆氏は大丈夫か? @uesugitakashi RT @aritayoshifu 「捜査妨害だ!」と激怒する検察は、報道内容に関して山口一臣週刊朝日」編集長に出頭要請した模様。普通、抗議があれば出向くのが社会の常識。


これを受けて、上杉さんがtwitter上で恒例の悪乗りを開始します。


上杉隆(uesugitakashi)on twitter

週刊朝日では東京地検への出頭方法を募集します(無断)。 例:(1)電車で霞ヶ関駅下車。(2)リムジンで地検玄関前に乗りつけ。(3)タクシーを回して逆に呼びつける…などなど。その他、素敵なアイディア、奮ってご応募ください(笑)。


この上杉さんの悪ふざけで、このツイートが70人にリツイートされてさらにこの話題が拡散します。
そしてここからは岩上さんと上杉さんがこの話題のツイートリーダーとしてヒートアップしてゆきます。


岩上さんは次々と返信されてきたであろうツイートをリツーイトして話題を拡散。
上杉さんは次々と返信されてきたであろう出頭方法をリツーイトして話題を拡散。


その後上杉さんはこの話題に関してハッシュタグ、「#syutto」をツイート。


上杉隆(uesugitakashi)on twitter

RT疲れ。初めからハッシュタグ作っておけばよかった。みなさん、こちらへお願いします。#syutto


それをリツイートでヒートアップしていた岩上さんが援護射撃リツイート
岩上安身(iwakamiyasumi)on twitter

週刊朝日への言論弾圧への抗議は、こちららしい。 RT @uesugitakashi: RT疲れ。初めからハッシュタグ作っておけばよかった。みなさん、こちらへお願いします。#syutto


ここで岩上さんが有田さんのツイートでしかなかった出頭?問題のソースをツイート。
岩上安身(iwakamiyasumi)on twitter

週刊朝日の知人にさっそく電話。どうやら、検察からきたのは、石川氏の女性秘書に対する記事への抗議。すでに書面で抗議文が届いているらしい。編集長は出頭はしないらしいが、さて今後はどうなるか。


フリージャーナリストのツイート1つしかなかったツイートが週刊朝日記者への岩上さんの取材で補強。
ただここでは客観情報が抗議文が着ているというばかりで、内容は、出頭要請の有無は不明瞭です。


そして以下に岩上さんが詳細をツイート。

重要! 検察から、週刊朝日編集部に、出頭要請があったのは、事実だった!、情報が二転三転して申し訳ない。以下が真相。今日の午前中、検察から週刊朝日に対して、文書が届き、すぐに来てくれ、捜査妨害だ、話を聞きたいと。明白な出頭要請が。#syutto

重要!2 この出頭要請情報は、たちまち外部にも流れたが、これに対して、検察は記者クラブを通じて、朝日新聞本社に圧力。なんと朝日新聞本社は、この圧力に屈して、週刊朝日編集部トップに対し、抗議文が来たことだけにして、出頭要請は伏せろと指示。#syutto

重要!3 本社の圧力に対して、週刊朝日編集部トップは抵抗したが、本社側の強い圧力に押し切られた。編集部の平部員や、外部に対しては、出頭要請はなかった、抗議文だけだったということにして、山口編集長は、明日、出頭することになるという。#syutto

重要!4、検察の異常な強権発動、それに唯々諾々と従う記者クラブ、権力に屈して、身内を売り、出頭がなかったことに偽装を強要する朝日新聞社、それらすべてに、断固として、抗議する! #syutto


岩上さんのこの4つのツイートをまとめると、「地検から抗議文書が着て、山口編集長に出頭要請が着たけど、地検が記者クラブを通じ親会社である朝日新聞社に圧力をかけ出頭要請の部分をオフレコにさせ、明日(2月4日?)に山口編集長を出頭させることになった。」とのことです。
この4つのツイートが多くの人にリツイートされ、またこの話題を拡散させて行きました。


そしてこのフリージャナリストによる週刊朝日編集長出頭?問題に大手が殴りこみツイートをかけます。


asahi tokyo(asahi_tokyo)on twitter

2月12日号の週刊朝日の記事「子ども"人質"に女性秘書『恫喝』10時間」について、編集長に東京地検から出頭要請があったとの情報がツイッターで飛び交っておりますが、出頭要請はありません。週刊朝日編集部に確認したところ、東京地検からこの記事への抗議書が届いたとのことです。


もちろんこのアカウントは個人ユーザーのアカウントではなく、朝日新聞東京本社編集局のアカウント。
twitter上とは言え、天下の朝日新聞の公式アカウントがこの問題について言及、否定をしました。
ただこのツイートの前に岩上さんのツイート上で、「朝日新聞本社は、この圧力に屈して、週刊朝日編集部トップに対し、抗議文が来たことだけにして、出頭要請は伏せろと指示。」とツイートしています。




○分かったこと
東京地検から週刊朝日編集部に抗議文が届く。2月12日号の週刊朝日の記事「子ども"人質"に女性秘書『恫喝』10時間」について。

・ソースは有田芳生さんのツイート。拡散したのが岩上安身さんと上杉隆さん。

・ソースを上げた有田さん、確認した岩上さんのソースは供に週刊朝日編集部の人物。


○良く分からないこと
東京地検は記事の何に関して抗議をしているのか。

東京地検から山口一臣編集長に出頭要請が着たのかどうか。



個人的にはありえるような気もしますが、良く分かりません。明日以降何らかの動きがあれば、分かるのかなぁ。



<おまけ>
池田信夫(ikedanob)on twitter

「出頭要請」じゃなくてFAXで抗議しただけ 【J-CASTニュース東京地検週刊朝日に抗議 記事に「虚偽の点がある」 http://www.j-cast.com/2010/02/03059378.html

池田信夫(ikedanob)on twitter

客観的に見て、週刊朝日民主党寄りの報道は異常。「検察の狂気」という特集の中身は、既知の噂と、上杉隆氏の憶測だらけの記事だけ。マスメディアの常識をはずれて捜査妨害に近い。

池田信夫(ikedanob)on twitter

山口編集長は「裸の王様」になってるみたいだけど、この前、週刊朝日の記者が「あまり党派色が強いと売れないので、池田さんの民主党批判を・・・」といってインタビューにきた。

に対する反応。

上杉隆(uesugitakashi)on twitter

東京地検のみならず、経済学者(笑)からも「捜査妨害」を認定されてみる。 QT @ikedanob: 客観的に見て週刊朝日民主党寄りの報道は異常。「検察の狂気」という特集の中身は既知の噂と上杉隆氏の憶測だらけの記事だけ。マスメディアの常識をはずれて捜査妨害に近い。 #syutto

岩上安身(iwakamiyasumi)on twitter

池田某の、権力におもねる卑劣な姿勢は、決して忘れない。が、今はこんなつまらないのを相手にしていられない。RT @ikedanob:週刊朝日の報道は異常。「検察の狂気」の中身は、捜査妨害に近い。


(2月5日追記)

前述のフリージャーナリストの岩上安身さんがこの問題について新たにツイートしました。

続報。皆さん、お待たせしました。ちょっと慎重に情報確認していたのですが、間違いないようなので、出します。すでにお伝えしている通り、週刊朝日編集部に、水曜日午前中に、東京地検から抗議文書が届いたこと、山口編集長に「出頭」の要請があったことは間違いありません。#syutto


続報2 「出頭」という言葉をめぐって、いろいろご意見があるようですが、検察が、どんなに丁寧に「お越し願いたい」と言おうと、「面会したい」と言おうと、呼び出すことは「出頭」です。この「出頭要請」の事実が、あたかもなかったかのように、朝日新聞社が、装ったのも事実です。#syutto


続報3 ですが、昨日(2月4日木曜日)、おそらくは国民からの抗議が大きかったせいでしょう、東京地検側が、出頭要請を延期する旨、同誌編集部に連絡してきたそうです。東京地検の谷川恒太次席検事の決断だそうです。すぐに流さなかったのは、本日、どうなるかわからなかったため。#syutto


フリージャーナリストの岩上さんは2月3日にしたツイート同様、東京地検から抗議文と供に週刊朝日編集長、山口一臣さんへ出頭要請があった、そしてその出頭要請はtwitter上を中心とした騒動の為に地検が朝日新聞に連絡し表面上は出頭要請をしてはいないということにした、と結論付けています。

また「出頭」という言葉について、「出頭」という言葉を用いなくても地検が「出向いて欲しい」と言っている時点でそれは明らかに出頭の要請だとしています。加えて2月3日の騒ぎ以降、谷川恒太次席検事の判断によって地検側が4日に要請していたと言う出頭を延期する旨を連絡してきたと言うことです。



週刊朝日HP、「談」上では先日の朝日新聞の公認アカウントによってツイートされた文言と同じものが掲載され、抗議文が来たことを認めつつもtwitter上で繰り広げられた出頭騒動を否定しています。
地検は何も、少なくとも伝わってくる範囲では、発表していませんし、公の機関である朝日新聞は否定しています。けれどフリージャーナリストの方々はこれを事実であったと結論付けています。



もう後はどちらを信じるか信じないかということに尽きると思います。ぼく自身はやはりこの騒動には出頭要請があったのかなぁと6割方思っていますが、確信は持てません。

民主党の陰謀

テレビ評論家達 小沢から金を貰って擁護していた!(ハムスター速報)

小沢一郎政経研究会


講演謝礼 525,000円 H20.4.23 (株)オーケープロダクション
(取締役 小倉智昭 所属タレント 小倉智昭 諸星裕 室井佑月
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/090930/000013294.pdf


講師謝礼 300,000円 H19.4.19 高野孟
講演謝礼 300,000円 H19.9.10 二木啓孝
講演謝礼 500,000円 H19.12.25 勝谷誠彦
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/000025218.pdf


講師謝礼 300,000円 H18.4.11 末延吉正
講演謝礼 500,000円 H18.7.14 森田実
講演謝礼 500,000円 H18.12.6 倉田真由美
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/000021534.pdf


改革国民会議

講師料 500,000円 H20.7.11 山口二郎
講師料 500,000円 H20.7.12 寺島実郎
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/090930/000013300.pdf


講師料 500,000円 H19.2.1 株式会社 森田総合研究所
講師料 500,000円 H19.2.3 嶌 信彦
講師料 500,000円 H19.8.20 有限会社 大谷昭宏事務所
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/000025226.pdf


講師料 500,000円 H18.2.12 末延吉正
講師料 500,000円 H18.7.16 勝谷誠彦
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/000021543.pdf



2 : ドラフト(アラバマ州):2010/02/01(月) 18:05:54.07 id:x5eQislQ
>>1
やっぱり金のやり取りがあったのか
このクソ野郎どもが

(上記より一部引用)<<

民主党から2ちゃんねるIRC管理人に金が渡っていたらしい(カジ速)

1 : 梁(愛知県) :2010/02/02(火) 00:10:27.65 id:HUrmj1Yf
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1265028122/3-5
民主党 - 政治資金収支報告書 平成21年 9月30日公表分(平成20年分 定期公表)より
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/090930/000012459.pdf
インターネット発信費(97〜103)から抜粋

(99〜103)
平成20年 7月25日〜12月19日 (株)ディジティ・ミニミへの支出
→計10,550,506円

主な目的 : サーバ設置・メンテナンス費用、コンテンツ移行作業費用、
        ホームページ製作・更新費用、Webページリニューアル費用

インターネット発信費の支出の内の、1/5の支出が(株)ディジティ・ミニミ

竹中直純 - (株)ディジティ・ミニミ前代表(創業者)
未来検索ブラジル前代表(創業者)ニワンゴ取締役2ちゃんねるIRC管理人
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
竹中直純
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E4%B8%AD%E7%9B%B4%E7%B4%94


27 : グラフ用紙(東京都) :2010/02/02(火) 00:14:31.45 id:LueUGLeJ
最近やたら規制連発してると思ったらこれかよ

12 : ノギス(茨城県) :2010/02/02(火) 00:12:46.56 id:LqBN0aMu
2chオワタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ネトウヨ四面楚歌wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

177 : ブンゼンバーナー(大分県) :2010/02/02(火) 00:28:35.05 id:Wmc1nux6
ネトウヨの連呼もヤッパリこいつらか。w

17 : トースター(東京都) :2010/02/02(火) 00:13:35.26 id:ZDmzOAyx
なんだ、民主から金もらってたのか

23 : ㌧カチ(東京都) :2010/02/02(火) 00:14:04.29 id:YDYs+5st
なんだ結局つながってんじゃねーか
お金ってすげーなあ

(上記リンクより一部引用)


……これは冗談で言ってるんだよね?ネタだよね?と一瞬聞いてみたくなりますが、本気でこういう反応をしてるのだとしたら、「大人たちなんて皆嘘つきだ!」みたいなナイーブ過ぎる尾崎豊みたいなメンタリティだなぁ、とちょっと怖くなります。
民主党擁護とかではなく普通にちょっと立ち止まって考えれば、不自然なお金の流れではないことは容易に想像が付くはずです。そもそも不自然なお金の流れであれば政治資金収支報告書に記載できるわけ無いです。まぁ講演料名目でお金をまいてるんだ!と言うなら仕方が無いですが…


下の「民主党から2ちゃんねるにお金が流れてる!!」→「2ちゃんねる民主党に買収されてる!!」みたいな流れも脊椎反射で反応しないで一瞬でも良いから立ち止まって考えればそんなことは無いと容易に想像が付くはずです。平成20年7月25〜12月19日の(株)ディジティ・ミニミへの支出はおよそ1050万円です。別にこれも上の講演料のようにただでばら撒かれていたわけでもなく、サーバ設置・メンテナンス費用、コンテンツ移行作業費用、ホームページ製作・更新費用、Webページリニューアル費用というサービスの対価として支払われているはずです。まぁこれも名目だけで単にお金をまいてるんだ!と言うなら仕方が無いですが…それにしても民主党への批判を封じ込める世論誘導費用としては大変格安です。


それでもこうやって幼稚な民主党批判が繰り出され続けている現状を鑑みれば、この1050万円は無駄な支出であったと言うほかありません。もしかするとこういった幼稚な批判を出すこと自体民主党ネット世論政策なのかもしれませんが…それにしても鳩山邦夫さんの「友達の友達はアルカイダ」理論的な一足飛びに飛びすぎる理論の飛躍が酷すぎます。




ただ

17 : トースター(東京都) :2010/02/02(火) 00:13:35.26 id:ZDmzOAyx
なんだ、民主から金もらってたのか

23 : ㌧カチ(東京都) :2010/02/02(火) 00:14:04.29 id:YDYs+5st
なんだ結局つながってんじゃねーか
お金ってすげーなあ
(同上)

という指摘は事実を述べているだけ(ただし一方的にお金を貰っていたわけではない)なのですが、本質的な問題を指摘しているような気がします。アメリカなどの場合は支持政党を明らかにして、それぞれの支持者がそれぞれの支持メディアに出演してそれぞれの支持者に向けて情報を発信しますが、日本はフジサンケイグループを除いて伝統的に公正中立・不偏不党を標榜しているわけで支持政党は明らかにせず公正中立・不偏不党のスタンスから報道なリコメントなりをしています。一方でそうした報道関係者はそれぞれに政党なリ政治家個人なりのブレインなどとして働いたりしています。右左を問わずに。麻生前総理が総理就任前に文芸春秋へ寄稿した原稿の執筆者が朝日新聞の記者だったことはあまりにも有名な話です。


民主党がメディアを金で買ってるとは到底思えませんが(そもそも評論家を買収するにしても、2chを買収するにしても額が少なすぎる)、ジャーナリズムと政治の関係性は不透明ではあります。それが日本的な関係性であるといえばあるし敵か味方かのような関係性とはまた違うので一概に悪いとは論じられません(午前中に民主党の勉強会に出ていた人が夜には自民党の総裁経験者と夕食を供にしたり出来る評論家なりの存在)が、メディアへの信頼が揺らいでいる状況の中でメディアの表舞台に立っている人たちと政治の間に単純な利益供与ではないにしろ、仕事などを通じて金銭を授受する関係性を持っていると言うことはあまり良い事態ではないのかもしれません。上の2chの反応を目の当たりにすると。

4億円不記載、まず大久保被告に相談…石川容疑者(読売新聞)

小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体陸山会」の土地購入を巡る事件で、逮捕された石川知裕衆院議員(36)が東京地検特捜部に対し、土地代金に充てる現金4億円を同会の2004年分の政治資金収支報告書に記載しないことについて、公設第1秘書・大久保隆規被告(48)(公判中)に相談したと供述していることが、関係者の話で分かった。

 石川容疑者はその後、小沢氏に不記載の方針を報告し、了承を得たと説明しているという。特捜部は、小沢氏と石川容疑者、大久保被告の3人が共謀し、収支報告書に虚偽の記入をした可能性があるとみて調べている。 (上記記事より一部引用)


石川容疑者の弁護人“完オチ”は「完全な誤報」スポーツニッポン

逮捕された石川容疑者の弁護人は20日、石川容疑者が小沢氏の事件への関与を認める供述をしているとの一部報道について、「完全な誤報」とする文書を報道各社にファクスで送付した。弁護人は安田好弘、岩井信両弁護士。連名で「石川氏がそのような供述をしたことは全くない」としている。


「読売記事、誤報の回答してない」予算委で法相(読売新聞)

民主党伴野豊副幹事長は21日午前の衆院予算委員会で、小沢民主党幹事長の資金管理団体陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件に絡み、逮捕された石川知裕衆院議員が、土地購入に充てる現金4億円を同会の政治資金収支報告書に記載しない方針を小沢氏も了承していたと供述したとする読売新聞の記事について、千葉法相に事実関係をただした。

 伴野氏は「委員会中に入ってきた情報を、非常に重要なので確認したい。読売新聞が誤報であったと法務省刑事局がお答えになっているということだ。事実関係について千葉法相にお聞きしたい。もし誤報ならば、正式に読売新聞に抗議していただけないのか」と質問した。

 これに対し、千葉法相は「私が承知している所は、問い合わせに対して『誤報だ』というようなことを回答したことはないと承知している」と答弁し、伴野氏の質問内容を否定した。

 千葉法相は委員会後、「刑事局への問い合わせ自体がない」と記者団に語った。(上記記事より引用)

また良く分からないことに。読売他が不実記載を小沢氏が了承していたと石川議員が供述したと報道。石川議員の弁護士はニュースリリースを出しこの供述を否定。これとは関係なく?民主党・伴野議員が「読売新聞が誤報であったと法務省刑事局がお答えになっているということだ。」と千葉法務大臣に質問。千葉法務大臣はそういった問い合わせ事態が無かったことを承知していると回答。



マスコミ(読売他):「小沢幹事長が不実記載を了解していたと石川議員が供述した」と報道


石川議員の弁護士:「そういった供述はしていない」とニュースペーパーをリリース


民主党・伴野議員:「法務局に問い合わせたら、読売は誤報であったと聞いたがそれ本当?」と質問


千葉法務大臣:「そういった問い合わせ自体、法務局に来ていないと承知している」と回答



この分かりにくさはひとえに議員同士?の噂話を千葉法務大臣に対して質問をした伴野議員の甘さ。裏も取らずに授業後に先生に質問するようななんとも軽いノリで予算委員会の場で質問時間を割いてまで質問してしまうという浅はかさ。議員としての質を、端的に表しているように思います。



おまけ
民主議員、小沢氏問題の報道に「誤報」指摘 法相はあっさり否定産経新聞

民主党伴野豊副幹事長が21日午前の衆院予算委員会で、民主党小沢一郎幹事長の資金管理団体陸山会」による土地購入事件に関する一部報道を「誤報ではないか」とただす場面があった。だが、千葉景子法相は「(法務省側が)誤報だと回答したことはないと承知している」とあっさり否定。小沢氏擁護ともとれる質疑は一瞬にして終わった。

伴野氏は、千葉氏が否定しても「いずれにしても、当局にしっかりと調査してほしい」とクギを刺した。民主党内では検察側が報道機関に情報をリークしているとの批判が高まっており、「捜査情報の漏洩(ろうえい)問題対策チーム」を発足させているが、党内の暴走は止まらないようだ。(上記記事より一部引用)

名指しされた当事者である読売の物足りなさを覚えるほどの客観的な報道に比して、産経の記者さんが嬉々としている様子なのが面白い。書き方は酷いけれど、言いたいことは何となく分かります。少しは裏取ってから訊いてよ。予算委員会で質問をするなら。