週刊朝日・山口一臣編集長出頭?要請追加

週刊朝日山口一臣編集長が一応の騒動に対する謝罪・説明文をアップしたので見てみたいと思います。


「談」週刊朝日

(上記リンクより一部画像形式にて引用)


まず初めに山口編集長は先日の朝日新聞週刊朝日両編集部が発表したコメント同様、抗議文が来たことを認めた上で出頭要請があったことについては否定しています。そしてその際のやりとりを紹介しています。



(同上)

中略


(同上)


事の経緯としては、山口編集長が出張中に東京地検から連絡が入り東京地検へ折り返しリダイヤルすると、東京地検次席検事の谷川恒太さんにつながりそこで話をしたと。話の内容は件の記事に事実誤認があり抗議したい。ついては「こちらに来て頂けますか?」との事だったが、九州での所要のために行けなかったと。これが事の全容だそうです。

そしてこの件に関して、山口編集長が編集部や関係者の方々に対して「東京地検に呼ばれて、行かないといけないけれど、スケージュールの調整が出来るか?」とたずねたことに、「尾っぽ」や「ひれ」が付いたことによって「出頭要請」という風に大きくなってしまったのだと結んでいます。この後に記事に関して、検察報道のあり方に関して批判が繰り広げられます。



外形的には週刊朝日朝日新聞編集部が公表している事実とフリージャーナリストの有田芳生さんや岩上安身さん、上杉隆さんらが公表している事実に大きな差は見られません。異なっているのは事の次第の解釈を巡ってです。

岩上安身(iwakamiyasumi)on twitter

もちろん、実際に起きたことは「出頭要請」ですし、読めばそうとわかります。おそらく、検察と朝日本社に「逃げ道」を用意してあげたのでしょう。山口さんとは面識がありませんが、大人ですね。RT @Kitsundance 山口編集長の説明文を読み進めると、出頭要請だっだのだなと


上杉隆(Takashiuesugi)on twitter

山口一臣さ〜ん、「(編集長が)こちらに来てください」(谷川次席検事)は完璧に「出頭要請」ですよ、と認識の甘さに抗議してみる真夜中の風の中の私(寒)。 cf: しゅっ‐とう【出頭】 本人自ら、ある場所、特に役所などに出向くこと。(広辞苑): http://bit.ly/agokhw


認識する人がどのスタンスでこの件を認識しているのかどうかによってこの件は大きく異なって認識されます。ただこれが「出頭」かどうかはともかくとして、「来て頂けますか?」と地検からお願いされたことは事実です。どこにスタンスを置くかによって、大手を振っている「客観的」も異なってしまいます。「来て頂けますか?」というお願いも普通の抗議者、企業や政治家などと検察や警察からではちょっと意味合いが違うように、素人ながら感じます。

でも「来て頂けますか?」は文字通り、「来て欲しい」の意味であってそれ以外の意味ではないとも言えます。この場合、フリージャーナリストたちの主張は深読みのし過ぎ、或いは悪意の発露と受け取られかねません。一方でフリージャーナリストの方々はこの週刊朝日朝日新聞、山口編集長の態度は検察からの要請によって、歪められた末の対応であったと主張しています。この件に関してはぼくには調べようもありませんし、抗議を受けた側は否定しています。



結果何が言いたいのかと言えば、良く分からないと言うことです。出頭要請があったとも言えるし、無かったとも言えます。来週の週刊朝日待ちでしょうか。